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マネージャーとワーカーとしての自分。

プロジェクトに対して、リーダーに近い立場でアサインされることが増えてきたし、今後もそうなりそうだ。かといって自分でものづくりを全くしなくなるわけではなく、サポート的立場で行うのがパターンになると考えている。

そうなると、メンバーに指示したり調整したりするマネージャーとしての自分と、作業を行うためにものづくりをするワーカーとしての自分という、2通りの働き方を意識することが多い。

ワーカーとしての自分の持つ作業は、細かい修正だったり、小さい機能の作成だったりと、こまごましたものであることが多い。簡単に終わりそうなので すぐに手をつけそうになるが、マネージャーとしての自分がそこでストップをかける。「本当に今、それに取り掛かってもいいのか?」*1

プログラムを作るのが嫌い、という人はコの業界には少ないため、プログラム作成に取り掛かってしまうと、大局が見えなくなって方向性がずれたり、時 間・コストの予測とずれることも少なくない。それを避けるためには、作業に取り掛かるため、常にマネージャーとしての自分への確認が必要になる。「今我々 はこの場所にいて、こういう状況である。そのため午前中はこの作業に取り掛かってもよい。」

プログラム作りにはまり込んでしまわないようにするためには、プログラムを作るのがあまり好きじゃない人をマネージャーにするだけではなく、プログ ラマ・SEからの叩き上げマネージャーに対しても、顧客は何のためにシステムを作るのか、というゴールを注視することを刷り込ませないといけない。

やはり会社としてはマネージャーを育てる必要があり、成り行きに任せてデスマーチを生産するなんてことは、本当に不幸なこと。企業の中の部署とし て、数値上安定した成績を残すためにも、デスマーチの撲滅は効果が高いはずなのに、そうした発想が空振りし続けてるのも寂しいこと。でも大事なのは自分の 考えを持ち続けて、ゴールを見失わず、短期的な利益のために人を犠牲にしないこと。

先行きが見えない暗雲の中で、マネージャーとワーカーを両立させるのは、「神が見ている」と考えるのと同じように、品質の向上・顧客への貢献に意義があると思われる。日々に埋もれると妥協・妥協に追い込まれてしまうけど、時々立ち止まって見直すのはやはり大事なことである。

THE ESSENTIAL DRUCKER

ドラッカーセンセの本はやっぱり難しい。けれど、多くの本やノウハウは結局ここに繋がっている気がする。

20年も30年も前に書いた本で、現代についてこれほどまでに正確に予測するというのは、本当に素晴らしいことだ。もっと前から本を読んで、次回作をドキドキしながら待ちたかった。


*1 わ・ざ・とゆっくりやることと共通性がある。(結城さんのページは本当に素晴らしい。)