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コップランド

ニューヨーク市警の警官たちが、都会から離れて犯罪のない住みやすい街を作るため、警官だけが住む「コップランド」を作り上げた。

実際には警察とマフィアの癒着により建設された街は、マフィアの犯罪のみならず警官による犯罪までもみ消す歪んだルールにより運営されていく。

宋さんの記事「いじめが自殺につながる日本の『空気』」と、その記事へ寄せられたコメント*1を読んでいたため、アメリカが舞台とした「ムラ社会」を描くこの映画に強く引き込まれた。

市警たちは、マフィア資金の有利な住宅ローンを契約することで、優遇と同時に街に対する負債を抱える。その上仕事はムラの面々と同じ市警であるた め、嫌がおうにも社会への同化を求められる。その中で偶然にも不祥事を起こした警官には逃げ場はなく、証拠の捏造や身元の隠蔽にといった更なる歪みによっ て処理が行われていく。

この街の問題点としては、

  • 逃げ場がないため、一定割合で必ず起こりうる「問題」に対して、非常に"特殊な"対応が行われる
  • 長い間警官達だけで形成され、"水の澱み"が大きくなっている

キャスト

さてラスト15分は、事態が慌しく動く。残る方耳まで撃たれて聴力を失ったフレディと、市警幹部の"音のない銃撃戦"は決して激しいシーンではないが、フレディのアドレナリンが伝わってくる印象深い名シーン。スタローン映画の中ではベストと思った。

他にはデ・ニーロも出演しているものの、警察に対する内部調査官といった立場で、映画内では大したこともしていない(フレディを起こしはしたけど)ので、そっちを期待してると寂しい思いをしそう。あくまでスタローンが中心です。



*1 素晴らしく多くの共感コメントが寄せられている記事。宋さんの影響力の大きさを感じます。